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12月31日
青年部のページを更新しました。
12月31日
今月のエッセイに、吉田彩乃さんの「俳句を始めてみて」を掲載しました。
12月6日
会員の著作に、吉田成子さんの句集『昨日今日』を掲載しました。

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2026年1月のエッセイ

俳句を始めてみて

吉田彩乃

 同志社女子大学4年次の吉田彩乃です。
 俳句を始めてもうすぐ2年になるひよっこです。

 2024年4月、大学で塩見恵介氏が講師を務められている授業を受講したことをきっかけに、俳句を始めました。
 初めは、大学の単位を取るためになんとなく作句していたのですが、今ではすっかり俳句が日常の中で大きな存在となっています。
 2025年からは、現代俳句協会にも加えていただき、関西現代俳句協会にも御縁ができました。

 授業では毎週句会をしており、少人数でアットホームな雰囲気のなか、各々が自由に俳句を作っています。
 学生が出す兼題には「気障な俳句」や「見たら食欲が湧く俳句」など、困ってしまうようなものも時々あります。
 授業の中では次のような俳句を作りました。

  光らない蛍に朝を渡したい
  三日月をリュックに詰めて旅に出る

 提出された俳句を見て、クラスのみんなと笑いながらそこに描かれた世界を共有する時間はとても楽しいです。

 また、そのご縁で「まるたけ」句会にも参加させていただくようになりました。
 「まるたけ」には20代から80代まで、幅広い年齢層の方々がいらっしゃるので、私とはまるで異なるものの見方や価値観に触れることができています。
 普段の生活ではなかなか関わることのできない年代の方と俳句を通して繋がれることに大きな魅力を感じています。

 今年は、現代俳句協会の催しにもいくつか参加させていただきました。

 9月に開催された関西現代俳句協会のイベント「伊丹吟行」では、歴史ある酒蔵を見学したり、いつもより近くを飛ぶ飛行機に驚いたりしながら、初めて訪れる伊丹の地を思う存分満喫することができました。

  紙ぶくろ抱いて新酒の形になる

 伊丹吟行で作った俳句です。吟行の経験があまりなかったため緊張していましたが、皆さんが温かく受け入れてくださり、とても楽しい一日となりました。

 11月には東京で開催された第62回現代俳句全国大会に参加しました。ありがたいことに

  追試後のいちごクレープの円錐

という句で青年の部の正賞を受賞し、表彰していただきました。まさか自分が、と実感の湧かぬまま東京へ向かったのですが、壇上に上がった瞬間、本当に受賞したのだという実感と喜びが込み上げてきました。
 同時に、これからより一層俳句に励んでいこうと心を引き締め直し、俳句に対する思いがさらに深まりました。
 著名な先生方とお話する機会にもめぐまれ、大変貴重な経験となりました。

 2025年は毎日が信じられないほど楽しく、その一瞬一瞬が光を帯びているようでした。
 そして、その瞬間を俳句にすることは何ものにも代えがたい喜びとなりました。
 2026年も、その大切な瞬間を俳句にし、多くの方と関わりながら楽しんで俳句を作っていきたいです。

 まだまだ未熟者ではありますが、何卒よろしくお願いいたします。

(以上)

◆「俳句を始めてみて」:吉田彩乃(よしだ・あやの)◆

  

■今月のエッセイ・バックナンバー

◆2025年

 
タイトル 作 者
12月 デジタルの俳句 こにし桃
11月 天狗問答 久留島元
10月 推しがいない 岡田由季
9月 涼やかに 辻井こうめ
8月 頑張ります 塩見恵介
7月 久保純夫の代表句 森谷一成
6月 何のための草刈り? 岡田耕治
4月 お菓子 小枝恵美子
3月 邦題のつけ方、季語の選び方 衛藤夏子
2月 ターニングポイント 岡 温子
1月 さまざまな私へ 久保純夫

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