会員の著作(2023年事務局受贈分) 句集 『恋教鳥』 江島照美 文學の森 2023年9月18日発行 恋教鳥知らぬ前には戻られぬ恋を知ったが100年目、もうそれ以前には戻れないという。恋に限らず、知らなければ知らないで済んだものを、一旦知ったらもう以前には戻れないのが世の常。 高橋将夫・・・・・「跋」より
第一句集『発火点』を上梓して四年目に、第二句集を上梓できる幸せを噛みしめております。これもひとえに高橋将夫主宰並びに「塊」俳句会の皆様の御支援の賜物と感謝申し上げます。 江島照美・・・・・「あとがき」より
○帯「自選十句」より 驟雨来てわたしの匂ひ消されけり この林檎魔法か毒かかじつてよ 赤とんぼ赤に寂しさありにけり 狂ひ花ベートーベンを聞いたのよ 営みの火を見て山は眠りけり 火の国は水の国なり風光る 青大将からまる幹の喘ぎかな 恨みなどなかつたやうに墓参 胸を刺す針のなくなる愛の羽根 小春日や老いは二人を近づける
○発行所 文學の森 〒169-0075 (定価 2,700円+税) ◆句集『恋教鳥』:江島照美(えじま・てるみ)◆ |
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