関西現代俳句協会

会員の著作(2020年事務局受贈分)

  句集

『樺皮』

宮武孝幸
宮武悦子

幻俳句会 2020年11月28日発行



 幻の宮武編集長夫婦の句集「樺皮」が、幻句集シリーズの第四弾として上梓された。「樺皮」とは如何にも北海道生まれらしい表題である。いつも控え目な奥さんとご一緒に句会、吟行に来られる姿は微笑ましい限り。
 宮武編集長は今年で八十五歳、だが、その元気さと謙虚さで幻の皆さ んから慕われておられる。おまけに筆まめで気配り上手と、幻の大黒柱 的存在である。

西谷剛周・・・・・「序」より


 急に句集を出すことになった。西谷剛周主宰の提案により始まった幻俳句会の手による「幻句集シリーズ」発行の番が廻って来たからに他ならない。
 今、八五歳をむかえ日本人の平均寿命を越えたのを機に今まで自我自流で詠んだ拙句をまとめてみた。
 自分と俳句との出会いはいつ頃であったか確とした記憶はない。ただノートの端にメモ書きのように句が書いてあったり、父母への折々のハガキに句を書いた覚えはある。二〇〇〇年頃からもう少し俳句を学ぼうと通信俳句教室で相川やす志先生の指導を受けたが長くは続かなかった。テレビの俳句番組は欠かさず視聴し録画もした。ビデオテープは二〇〇巻を越えていた。

宮武孝幸・・・・・「句集あとがき」より


○発行所

 幻俳句会

 (非売品)

◆句集『樺皮』 : 宮武孝幸・宮武悦子(みやたけ・たかゆき/えつこ)◆

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