関西現代俳句協会

会員の著作(2020年事務局受贈分)

  句集

『櫻の國』

春山悦子

海峡・畦道の会 2020年8月23日発行



 悦子さんに初めてお会いしたのは十年余り前です。天籟通信に入られてすぐの頃だと思います。尼崎の句会に誘っていただきました。悦子さんは若松出身、私は隣の戸畑で、初対面と思えない様に話が盛り上がり、句会に参加する事になりました。
 句会の参加者は十人余りで、ベテランの方ばかりでしたが、悦子さんは穏やかながら、的確な意見で会をまとめておられました。“穏やかで分け隔てなく”が悦子さんの真骨頂だと思います。

竹内順子・・・・・「跋文」より

  

 この度、思いがけず第三句集「櫻の國」を出版することが出来ました。そういえば今年は私の卒寿に当たる年でもあります。
 平成十二年に第一句集「終點のない馬車」を古希の年に、平成二十年に第二句集「出会い」を喜寿の年にそれぞれ出版し、今度十二年振りに又出せることは、本当にしあわせなことと感謝しております。
 これまで俳句を続けられたのは、前誌の「季節」主宰の金尾梅の門先生、二代目の井口荰子先生、三代目の田邊香代子先生はじめ諸先輩、句友の方々のご指導があったればこそで、作句の難しさや楽しさを覚えました。

春山悦子・・・・・「あとがき」より


○発行所

 海峡・畦道の会

 (非売品)

◆句集『櫻の國』: 春山悦子(はるやま・えつこ)◆

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