関西現代俳句協会

会員の著作(2017年事務局受贈分)

  句集

『四照花亭日乗』

久保純夫

儒艮の会 2017年5月5発行



 この地に住むようになって一〇年。その歳月はいわば謐かなる激動の日日であったように想います。晴であれ褻であれ、日常生活のなかにはさまざまな雑用が存在します。私はこの雑用のそれぞれを、自らの生きる姿勢として、智慧として、使命として、俳句を書いてきました。そのときどきを「儒艮」に発表してきたのです。
 ものは愛おしい。家のなかで触る、目にする、使うものみなすべて。その想いからは、日本の、世界の、あらゆる情況が繋がっています。思想が生まれてくる刹那でありましょう。
 この句集は、私の台所俳句の集成、ということになります。

久保純夫・・・・・「あとがき」より


○発行所

 儒艮の会

 (定価 1,000円(税込))

◆句集『四照花亭日乗』: 久保純夫(くぼ・すみお)◆

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