関西現代俳句協会

会員の著作(2016年事務局受贈分)

  句集

『然るべく』

岡村知昭

人間社・草原詩社 2016年11月10日発行



俳句世界のダークホース

「なせばなる、なるようになる、なんとかなる」を心の銘に
句界を駆け抜けてきた快人物岡村知昭が放つ第1句集!
一途さに呆然とする、立ち尽くす。20年の厳選された300句。

(帯文より)

 

 岡村君おめでとう。君の俳句は特別だ。他にこんな奴はいない。この句集が世に出ることで、岡村王国という秘境が一般開放されるということは、なかなかの ニュースではないか。
「エキセントリック」。一言でいうとこうだ。作品世界もそうだが、コトパの振り出し方が妙だ。それは言葉に対する君の独特の嗅覚によるものだと思う。

佐孝石画・・・・・栞「句集によせて」より


 ところでその句柄は、平易な言葉を用ゐての、斬新で意表を突くもので、毎回楽しみにさせて頂いております。
 その特徴は、風景やものや人を見る目線が低く、しかもペーソスが有ることでせうか。自己撞着に陥る事なく、対象物も自己もさらりと捕らヘる手腕は、特筆に値ひするでせう。

中島夜汽車・・・・・栞「岡村知昭(俳句、命)讃 江」より

 

 私の第一句集となる本書には、一九九六年から二〇一四年までの作品の中から、三〇〇句余りを収めました。本格的に俳句に取り組んで二〇年近く、私が単独の著者として名を記す、はじめての一冊になります(これにより、二〇一一年刊行のアンソロジー『俳コレ』(邑書林)に収録された、柿本多映氏の選による一〇〇句「精舎」は「第零句集」となります)。

岡村知昭・・・・・「あとがき」より


○発行者

平居謙 草原詩社

○発行所

株式会社 人間社

 〒464-0850
 名古屋市千種区今池1丁目6-13

 電話 052-731-2121

 (定価 1,500円+税)

◆句集『然るべく』: 岡村知昭(おかむら・ともあき)◆

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