会員の著作(2016年事務局受贈分) 句集 『プレイ・オブ・カラー』 森澤 程 ふらんす堂 2016年10月22日発行 夢はじめ翡翠が魚を呑むほとり森澤程さんの俳句は、型に嵌まっていず、類型に没していないとかねてから考えてきた。 花谷 清・・・・・「跋」より
『プレイ・オブ・カラー』は、『インディゴ・ブルー』につづく第二句集です。 俳句を始めて二十年が経ちますが、三つの俳誌の終刊を経験しました。 森澤 程・・・・・「あとがき」より ○帯「自選十五句」より 花栗や星より静かなものに坂 給水塔てっぺんの鳥ゼリー冷ゆ 遠野にはおんどりの立つ扇風機 かなぶんの青と藍との境界線 枯芙蓉眠るジュゴンを水槽に 国ありて湯舟の外に置く片手 母のように川をかくしている桜 絵巻解きいつしか青野あるきゆく 夢はじめ翡翠が魚を呑むほとり 水澄むと老婆に渡すタンバリン 霜降りて部屋の隅々まで占める 漆黒の水掻き夢に混む白鳥 耳成と畝傍の間に薔薇を挿す 雪の夜の米粉のシフォンケーキかな すみれ濃しすみれ淡しと百人ゆく ○発行所 ふらんす堂 〒182-0002 電話 03-3326-9061 (定価 2,667円+税) ◆句集『プレイ・オブ・カラー』: 森澤程(もりさわ・てい)◆ |
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