会員の著作(2014年事務局受贈分) 句集 『宇多喜代子俳句集成』 宇多喜代子 角川学芸出版 2014年8月28日発行 高潔真撃の句業十八歳から俳句を始めた著者は、桂信子(「草苑」主宰)に出合い、その伸びやかで真撃な俳句精神に鍛えられる。 (帯文より)
麦よ死は黄一色と思いこむ私の精神の産土に見えてくるのは、かぎりなくつづく麦秋の黄と青田の水の匂い。三十代で体調を崩し、過敏になっていた耳には、熟麦の禾の触れ合うさらさらという音が聞こえるように思われることがあった。折々の不安 を救ったのは、家族や善意の方々のさりげない言葉。ぞれといささかの暢気気質。失意のとき、言葉の真には百薬に勝るものがあった。 (自註より) ○発行 株式会社KADOKAWA ○編集 角川学芸出版 (定価 7,000円+税) ◆句集『宇多喜代子俳句集成』: 宇多喜代子(うだ・きよこ)◆ |
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