会員の著作(2012年事務局受贈分) 句文集 「花ポピー」 山崎 隆司 私家本 2011年12月22日刊
この本は俳句の部と雑文の部から成る。所謂句文集である。文章は大多数大阪医科大学俳句会の会報の埋草として書いたものから選んだ。収載句の殆ど総ては京鹿子誌に掲載されたものから選んだ。平成十一年まで丸山海道選、同年途中から豊田都峰選である。海道先生には俳句というものの基本を教えて頂いた。現在は都峰先生の謦咳に接している。 山崎 隆司・・・・・「凡例を兼ねた序」より ○「俳句の部」より十句 繪馬堂の火鉢圍みて御慶(ぎよけい)かな 平成を昭和でかぞへ豆の花 方丈にどぶろくまゐる善男子 初年兵ニーチエ落馬の夏野かな ライスカレーに卵おとして冬至かな 地芝居のほんとの月を指しにけり 春風や力剰(あま)して退職す ある年や立山の上(へ)の小(こ)望月 人見知する兒は聰し樫若葉 再會のさうかさうかと汁粉屋へ ○「雑文の部」 「アイリス」「サンタクルスの鐘」「学會」「菊池寛の弔辭」「藥籠と秋櫻子と」「京言葉」「映畫と地方語」「原節子のおでん屋さん」など、全30編。 ○発行所 私家本 〒533−0001 電話 06−4862−0556 (非売品) ◆句文集「花ポピー」(はなぽぴー):山崎 隆司(やまさき たかし)◆ |
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