関西現代俳句協会

会員の著作(2008事務局受贈分)

評論集
女性俳句の光と影

宇多喜代子
日本放送協会 2008年 7月25日刊

戦争という理不尽に翻弄された女性、時代と個性のズレに苦しんだ女性、病に苦しんだ女性、 愛憎の狭間で煩悶した女性。そんな女性たちが、いまに愛誦される句の数々を書き残した力とは何だったのだろう、と考えます。俳句が好きだったのよというだけでな く、俳句定型に、瀬戸際 の思念や肉体を救済する瞬発の力があるのだろうと思われてなりません。

・・・・・・・宇多喜代子・・・・・・・「まえがき」より 

・発行元

日本放送協会

定価1300円(税抜き)