関西現代俳句協会

句集「朱雀春秋」 

奥村 鷹尾

文學の森 2008年12月4日刊

丁寧に詠いながらやはり鷹尾が滲む。裏に人間を大切に思うこころがいつも失われていないからである。俳句は人間尊厳の歌というが、人間性が尊敬できる方に習いたいという思いは達せられたのではないか。作品がそれを証明している。

・・・・豊田都峰(「序」より)

○帯の自選十句より(事務局)
  水取りや帚立て秘井の扉をひらく
  春日恋ふルオーが描くピエロの瞳
  晒されて太古遺構の灼けはじむ
  能果てし飛火野径の枯木星
  朱雀門入れば宮址の大枯野

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