関西現代俳句協会

会員の著作(2008事務局受贈分)

句集 「風の留守」

                山中 西放  

 2008年4月3日刊

  ☆序(赤尾恵以)より

   山中西放さんの頭の中には人が羨む程種々のイメージが犇いている。次々と湧いてくるのかも知れない。イメージが頭の中から溢れて自由奔放に浮游ところを留めて五・七・五の定型に嵌めている。其処に作者の格闘があり苦心がある。・・・

○作品から五句(事務局)

 冬昏のひとりが青い滑り台

 西瓜切る一日に妻の威のありて

 空耳の音確かめよ鬱王忌

 秋蛙ぽろっと啼いて山ひとつ

 青葉山人間飛ばしていて晴れる

○購読申込

・印刷元

 山中万葉社

 私家版のようです。