関西現代俳句協会

会員の著作(2007事務局受贈分)

句集   「あをによし」 

土田桂子

ビレッジプレス 2006年12月18日刊

(土田さまの姓の土の表示は、句集写真の表示のように「、」がついているのですがインターネットの表記上、普通の土の表示なることをお許し下さい)

  (あとがきよりー事務局)

  ふり返れば三十七年経っていました。私の人生のほぼ半分を俳句と暮らしたことになります。昭和四十四年春、長男は松山港から独り立ちの出発をしました。見送る私たちをふり向きもせず。子離れの第一歩だとおもいました。俳句と出会ったのはその頃です。去って行った息子と入れ替わりに私の側へ来た子供のように・・・・。でも俳句という息子は少しも成長してくれず、いつも私の前を歩いていました。・・・・・

○句集の各章より(事務局)

 水澄むまで米洗う 子の婚の朝

 冬雲の崩れるはやさ昭和果つ

 背を伸ばす帽子屋に春出そろって

 観覧車で脱出 冬雲いろの街

 黄落や切株におくわが齢

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