関西現代俳句協会

事務局受贈分

伊丹三樹彦『写俳集XW・日本秋彩』

                                ビレッジプレス/2005年5月刊

                                                    下図は第30回句集祭スライドイメージ

 帯の言葉(伊丹公子)

 日本の四季を謳う、三樹彦の写俳集は、秋に入る。

 映像も、言語の世界も、秋に入る。

 といっても、四季が必ずしも主役なのではない。

 そのなかに生きているひとびとを、ひたすら追いつづける、

 三樹彦の視線が、主役といえば言える。

 眼だけを頼りに、今日も、街を、野を歩く。

○著者自薦一句

 石仏に広大無辺の開田の秋

○「日本秋彩」の中から(事務局)

秋高しとは 鳥のこと 梢のこと
コスモス園 登る日傘は女流ばかり
白樺のしんしんつんつん ちぎれ雲
木曽駒は撒き餌にひたすら 秋天下

残照に 信号燈の点 滅 点

○購読申込方法

 伊丹三樹彦様宛 〒661-0012 尼崎市南塚口町2-7-8
 定価本体4,000円+税