関西現代俳句協会 大津吟行 選句表
2022(令和4)年10月9日(日) 大津市民会館
大津吟行には会員以外の方や飛び入りなど35名の参加者がありました。
互選と各選者選を中心に、20代の若い俳人から80代の俳人による活発な合評が行われました。
これからも関西現代俳句協会の吟行は参加者による互選、合評と楽しい吟行句会を計画致しますので、是非ご参加下さい。
次回は春頃に和歌山方面を予定しています。
当日の選者選と互選の高得点句は次の通りです。選者の特選、次点、入選とも1点で計算しています。
事務局長 西谷剛周
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岡田 耕治 選 |
特選 |
小鳥来るひねもす太き綱を持ち |
木村オサム |
次点 |
この風に乗れば淡海よ秋の蝶 |
宮武 孝幸 |
次点 |
鬼の子の高さに両目並びをり |
緒方 順一 |
入選 |
横笛の響き合いたる秋曇 |
岡村 知昭 |
入選 |
からくりに淡海の秋を誘いけり |
村井 隆行 |
入選 |
比良比叡大津祭の鉦の音 |
金山 桜子 |
入選 |
秋の空山車の少年こぼれそう |
田邉 恭子 |
入選 |
冷やかや見送り幕に雨催ひ |
勝又千恵子 |
入選 |
さざ波はさざ波を呼び初鴨来 |
紙谷香須子 |
入選 |
大津絵の鬼連れ歩く秋祭 |
遊田久美子 |
入選 |
観音の天衣の襞に秋思かな |
馬場 民代 |
入選 |
明け方の雨にはじまる秋祭 |
上森 敦代 |
入選 |
秋まつり喝采のする方へゆく |
勝又千恵子 |
入選 |
祭囃逸れて湖畔の車椅子 |
横田 明美 |
入選 |
天界は遠きところよ秋祭 |
上森 敦代 |
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志村 宣子 選 |
特選 |
水澄みてからくりの手の空回り |
野住 朋可 |
次点 |
ミシガンもヨットも小回りして平和 |
髙木 泰夫 |
次点 |
釣人は大津まつりに背を向けて |
赤窄 結 |
入選 |
掛け声に応える拍手水の秋 |
岡村 知昭 |
入選 |
秋の空山車の少年こぼれそう |
田邉 恭子 |
入選 |
はぐれ鴨水上警察待機せり |
赤窄 結 |
入選 |
冷やかや見送り幕に雨催ひ |
勝又千恵子 |
入選 |
鉦の子は眠たげ祭の山動く |
久留島 元 |
入選 |
爽籟や曳山の鉦遠くより |
堺谷 真人 |
入選 |
さざ波はさざ波を呼び初鴨来 |
紙谷香須子 |
入選 |
明け方の雨にはじまる秋祭 |
上森 敦代 |
入選 |
集ふこと少なくなりてもう秋か |
三田 陽子 |
入選 |
湖の光り仏滅神無月 |
塩見 恵介 |
入選 |
秋祭カメラを高く伸ばしけり |
岡田 耕治 |
入選 |
唐獅子のかくと口開く大津祭 |
西谷 剛周 |
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西谷 剛周 選 |
特選 |
ここは素の顔で祭の喫煙所 |
久留島 元 |
次点 |
渋滞の予告看板秋祭 |
こにし 桃 |
次点 |
大津絵の鬼連れ歩く秋祭 |
遊田久美子 |
入選 |
笛太鼓ひもを垂らすも祭かな |
髙木 泰夫 |
入選 |
掛け声に応える拍手水の秋 |
岡村 知昭 |
入選 |
横笛の響き合いたる秋曇 |
岡村 知昭 |
入選 |
比良比叡大津祭の鉦の音 |
金山 桜子 |
入選 |
渾身の祭太鼓の美少年 |
横田 明美 |
入選 |
はぐれ鴨水上警察待機せり |
赤窄 結 |
入選 |
ミシガンの汽笛一声秋惜しむ |
延永 和枝 |
入選 |
湖は曇りところにより木の実 |
田邉 恭子 |
入選 |
山並を指で辿れば鳥渡る |
志村 宣子 |
入選 |
風莢か法被溢れる大津駅 |
塩見 恵介 |
入選 |
明け方の雨にはじまる秋祭 |
上森 敦代 |
入選 |
水澄みてからくりの手の空回り |
野住 朋可 |
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塩見 恵介 選 |
特選 |
明け方の雨にはじまる秋祭 |
上森 敦代 |
次点 |
掛け声に応える拍手水の秋 |
岡村 知昭 |
次点 |
分母にびわ湖淡海の方程式 |
村井 隆行 |
入選 |
湖岸まで犬を放ちに月皓々 |
西村 操 |
入選 |
山車の名のマスク山車曳く零余子飯 |
山本 純子 |
入選 |
山車蔵の舟板塀や浦祭 |
蔵田ひろし |
入選 |
藍染を着たる湖国の案山子かな |
堺谷 真人 |
入選 |
秋の空山車の少年こぼれそう |
田邉 恭子 |
入選 |
はぐれ鴨水上警察待機せり |
赤窄 結 |
入選 |
冷やかや見送り幕に雨催ひ |
勝又千恵子 |
入選 |
この風に乗れば淡海よ秋の蝶 |
宮武 孝幸 |
入選 |
秋の雨京津線の山と湖 |
十河 智 |
入選 |
大津絵の鬼連れ歩く秋祭 |
遊田久美子 |
入選 |
渋滞の予告看板秋祭 |
こにし 桃 |
入選 |
唐獅子のかくと口開く大津祭 |
西谷 剛周 |
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高得点句一覧 (選者特選・次点も一点) |
【13点】 |
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秋の空山車の少年こぼれそう |
田邉 恭子 |
【9点】 |
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大津絵の鬼連れ歩く秋祭 |
遊田久美子 |
【7点】 |
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湖は曇りところにより木の実 |
田邉 恭子 |
水澄みてからくりの手の空回り |
野住 朋可 |
【6点】 |
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明け方の雨にはじまる秋祭 |
上森 敦代 |
【5点】 |
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曳山の前のめりなる秋湿り |
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【4点】 |
|
横笛の響き合いたる秋曇 |
岡村 知昭 |
からくりに淡海の秋を誘いけり |
村井 隆行 |
ここは素の顔で祭の喫煙所 |
久留島 元 |
山車蔵の舟板塀や浦祭 |
蔵田ひろし |
比良比叡大津祭の鉦の音 |
金山 桜子 |
冷やかや見送り幕に雨催ひ |
勝又千恵子 |
さざ波はさざ波を呼び初鴨来 |
紙谷香須子 |
風莢か法被溢れる大津駅 |
塩見 恵介 |
【3点】 |
|
掛け声に応える拍手水の秋 |
岡村 知昭 |
はぐれ鴨水上警察待機せり |
赤窄 結 |
この風に乗れば淡海よ秋の蝶 |
宮武 孝幸 |
爽籟や曳山の鉦遠くより |
堺谷 真人 |
釣人は大津まつりに背を向けて |
赤窄 結 |
渋滞の予告看板秋祭 |
こにし 桃 |
唐獅子のかくと口開く大津祭 |
西谷 剛周 |
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