関西現代俳句協会

第4回関西現代俳句大会

 第4回関西現代俳句大会は平成26年4月19日(土)、ホテルヴィアーレ大阪において、応募者286名、投句総数1,338句の参加を得て、併催の理事会・総会・懇親会と共に盛大に開催された。今年は2年の空白の後の開催だったが、ほぼ目標に近い作品が集まった。

 俳句大会は上藤おさむ事務局長の司会により始まり、吉田成子会長の挨拶、
「平成21年より始まり2年のブランクがあったが皆様の協力で多くの作品が集まった。句集祭とこの俳句大会が関西現代俳句協会の2本柱になると思う、来年も開催するとの力強い言葉。」

  引き続き披講に入る披講者は杉浦圭祐氏、入選者と入選句の発表。吉田成子会長による表彰、各選者による講評が執り行なわれた。各賞はまず最初に大会賞・秀逸賞・入選賞の発表、表彰、講評と続いて行なわれた。

 栄えある大会賞を獲得されたのは北岡ゆみ氏。以下、秀逸賞5名、入選賞7名の計13名に吉田成子会長より賞状と副賞が授与された。講評は50音別に、赤尾恵以顧問・宇多喜代子顧問・鈴鹿 仁顧問・谷口 洋理事・豊田都峰顧問・花谷清副会長・的場秀恭副会長・若森京子副会長・和田悟朗顧問により各賞の講評があった。

 吉田成子会長の言葉にもあったように、今回の俳句大会はどれ程の作品が集まるのか心配されたが、非会員から予想以上の投句があり成功に繋がった。これも多数の皆様のご協力のお陰、有難うございました。

 各賞入選作品と受賞者の一覧、並びに俳句大会、懇親会の模様については、以下をご覧下さい。(写真を入れる)

    

■第4回関西現代俳句大会・入賞作品および受賞者

大会賞 道草の始めは風のねこじやらし  北岡 ゆみ
秀逸賞 おのずから正面ありて鏡餅  橋場 千舟
秀逸賞 ふるさとに来ても旅人冬帽子  鈴木 順子
秀逸賞 芒原一人づつ来て老人に  千原 恭子
秀逸賞 薪を割る山の寒気を真二つ  村松 桂子
秀逸賞 新涼や月も地球も浮かぶもの  松島 圭伍
入選賞 水はただ水を追いかけ十二月  小池万里子
入選賞 山眠る期限の切れた常備薬  桑田 和子
入選賞 人なべて海より来たり雲の峰  樋本 和恵
入選賞 茶柱の立つて勤労感謝の日  樋本 和恵
入選賞 春昼や黙がごろんと犀になる  三好つや子
入選賞 草の花束ねて彩の生まれけり  津野 洋子
入選賞 拭きこみし鏡の前の寒さかな  吉田 成子
当日配布しました冊子「第四回関西現代俳句大会入選作品集」は在庫がありますので、ご希望の方にお送りいたします。 >> お問い合わせ

 > 総会、懇親会についてはこちらをご覧下さい。

 各賞入賞作品と受賞者の一覧、並びに俳句大会、懇親会の模様については、以下をご覧下さい。

大会賞 北岡ゆみ氏の表彰

秀逸賞 橋場千舟氏の表彰

秀逸賞 千原恭子氏の表彰

秀逸賞 鈴木順子氏の表彰

秀逸賞 松島圭伍氏の表彰

赤尾恵以氏よりの講評

宇多喜代子氏よりの講評

鈴鹿仁氏よりの講評

谷口洋氏よりの講評

豊田都峰氏よりの講評

花谷清氏よりの講評

的場秀恭氏よりの講評

若森京子氏よりの講評

和田悟朗氏よりの講評