関西現代俳句協会

平成24年度総会開催さる

 今年の「総会」は4月21日(土)に開催され、午後2時の理事会を皮切りに、総会、次いで懇親会の順に展開し、午後7時に無事終了した。会場は昨年末開催した忘年会&句集祭と同じホテルグランヴィァ大阪である。

 残念なことに、総会直前に豊田都峰会長が検査で緊急入院されたため、今まで会長として受け持たれた挨拶や発表等の部分は豊長みのる、小泉八重子、吉田成子、若森京子の各副会長に受け持って頂いた。

 理事会は会長代行挨拶を豊長副会長にお願いし、次いで第1号議案の事業報告は尾崎が代行。特に今年は10月27日に「第49回現代俳句全国大会」を関西の担当で開催するため関西現代俳句大会は延期するので、会員には全国大会の成功のためご協力願いたいという豊田会長のご意思を中心に説明した。また一昨年から昨年にかけて好評を収めつつ開催された「五七五の世界」講座が毎回100名を越す聴衆の参加のうちに無事終了したことを報告。

 第2号議案は村田あを衣経理部長による昨年度会計報告。第3号議案の事業計画案は今年も総会及び忘年会&句集祭が開催される予定であり、10月本番の全国大会には沢山の投句を期待する旨呼びかけた。また、今年11月17日に京都で10年振りに開催される青年部シンポジウムを始め、青年部の活動計画について杉浦圭祐青年部長より説明があった。

 第4号議案は予算案の説明であり、いずれも満場の拍手で了承された。続いて吉田副会長により、去る3月24日東京で開催された現代俳句協会総会の報告があり、特に6年にわたって協会の先頭に立ってこられた宇多喜代子会長が、任期満了につき宮坂静生新会長にバトンタッチされた旨報告された。また総会にて若干の内規の改訂があったことなど報告。

 続く総会は62名の出席と469名による委任状提出で成立し、小泉副会長による会長代行挨拶により始まったが、議長に選出された高橋将夫理事の進行にて議案及び各種説明が行われた。いずれも理事会の審議事項と変らず、満場の拍手で可決された。

 特筆すべきは出席の宇多前会長のご挨拶を頂いたことで、参加者も拍手でもって長年のご努力に感謝した。

 最後の懇親会は、昨年の忘年会&句集祭より立食形式から着席形式に切り替えたが、非常に好評で最後まで席を立つ人は見当たらなかった。司会は桑田和子事務局次長と前田霧人広報部長のコンビで行われ、先ず豊長副会長の挨拶、和田悟朗顧問の乾杯の音頭でスタートした。

 各テーブルごと和気藹藹とした熱気がこもる中、宇多前会長に小泉副会長からねぎらいの花束が贈られ、ここで会場は一気に盛り上がった。その後は結社紹介や新入会員の挨拶等プログラムは進行し、午後7時、吉田副会長の閉会の言葉にて滞りなく無事終了した。

(尾崎青磁・記)

■理事会の模様

(豊長みのる会長代行の挨拶)

■総会の模様

(小泉八重子会長代行の挨拶)

(高橋将夫議長と村田あを衣会計部長)

■懇親会の模様

(宇多喜代子前現俳協会長へ小泉八重子副会長より花束の贈呈)

(現俳協総会、金子兜太名誉会長、宮坂静生新会長、宇多喜代子前会長)

(現代俳句全国大会・関西現俳協選者の皆さん)

(和気藹々の懇親会)