関西現代俳句協会

2011年度理事会・総会のご報告

 2011年度の関西現代俳句協会理事会ならびに総会は4月16日(土)、ラマダホテル大阪にて開催された。

 理事会は司会の尾崎青磁事務局長により大会成立宣言が行われた後、3月11日の東日本大震災で亡くなられた方へ黙祷が捧げられた。続いて、豊田都峰会長の挨拶があり、次に、昨年度に続き東京から来賓として列席された現代俳句協会・安西篤幹事長より挨拶をいただいた。当日も余震のため新幹線が一時不通となり、その間を縫っての間一髪の来阪であった。

 安西幹事長は今年度の東京での全国大会の投句料収入、年鑑の収益を東日本大震災の義援金に充てること、協会会員数が最近5年間に15%減少したことを資料により示して会員数の増加に全力を挙げること、平成24年度の大阪での全国大会を本部と関西協会との一致協力体制により盛大なものにすることなどを述べた。

 引き続き、豊田会長が議長に選出されて各議案の審議に入った。豊田会長からの平成22年度事業報告では、第3回関西現代俳句大会で昨年を上回る1500の大台に乗る投句数をいただいたこと、ホームページの内容が7年ぶりのリニューアルにより一新されたこと、昨年より継続中の「五七五の世界」講座が大好評でチケットも完売状態とのことなどが報告された。

 また、同じく豊田会長による平成23年度事業計画では、平成24年度に大阪で開催される現代俳句全国大会に向けて全力で準備を進めること、そのために第4回関西現代俳句大会は再来年度に順延すること、ホームページの内容と広報活動の更なる充実、「五七五の世界」講座の継続とその後の展開の検討、青年部の予算を大幅に増額してその活発な活動を積極的に支援すること、引き続き新会員の獲得に努力すべく会員一人一人や結社主宰・代表への協力要請などが述べられた。

 その他、22年度の会計報告及び23年度の予算案、人事の一部交代などが発表され、何れも満場一致で承認された。人事の交代はICT部長の花谷清氏が一身上の都合により辞任、前田霧人氏と交代し、前田氏は新設の広報部長に就任した。また、青年部長の上森敦代氏が辞任し、新青年部長に杉浦圭祐氏が就任した。

 続いて報告事項に入り、まず、京都の会員丸山佳子氏(京鹿子名誉顧問)が104歳を超えてなお後進の指導に当たっておられることが現代俳句協会の理事会で認められ、2011年3月24日、宇多喜代子現代俳句協会会長から「名誉会員」に推挙されたことが安西幹事長より発表された。

 また、豊田会長からは、来年度現代俳句協会全国大会の「大阪市」開催とその協力の要請、更にはそれに伴う特に全国大会予選選者、実行委員就任委嘱のための停年役員及び全理事の留任の提案などがなされ、何れも満場一致で承認された。 

 理事会は吉本伊智朗副会長の閉会の言葉で滞りなく終了した。

 また、第3回関西現代俳句大会に続いて行われた総会は、前田広報部長の司会により進行し、議長に室生幸太郎副会長を選出して、理事会と同じ審議事項、報告事項が何れも満場一致で承認された。総会は小泉八重子副会長の閉会の言葉で滞りなく終了した。

■理事会の模様

(安西 篤 現代俳句協会幹事長の挨拶)

(理事の皆さん)

■総会の模様

(豊田都峰会長の挨拶)

(新青年部長の杉浦圭祐氏と旧職の上森敦代氏)