関西現代俳句協会

平成22年度忘年会&第35回句集祭

 日 時 : 2010年12月4日(土)、15時〜19時
 会 場 : ラマダホテル大阪

 

(出展者の伊丹三樹彦氏、豊田都峰氏)

1.句集祭(15時00分〜17時00分、2階 大淀Aの間)

 句集祭は出展者12名の参加を得て盛大に開催された。会場は80名を越す会員各位で溢れ、右手には出席の出展者8名が列席している。会場後方には、出展の句集、エッセイと、半折に達筆でしたためられた「代表の一句」が展示されている。
 豊田都峰会長の開会の挨拶のあと、出展者と著作の紹介があり、吉田星子氏の披講により代表の一句が披露された。
 続いて、出席の出展者が一人ずつ壇上に上がり、上梓の感想を述べた。全員の挨拶のあと、満場の割れんばかりの拍手で出展の皆さんを祝福した。
 最後に、尾崎青磁事務局長、桑田和子事務局次長、前田霧人広報部長より理事会の議事報告があり、句集祭は滞りなく終了した。

第三十五回「句集祭」参加作品一覧
句集『譚詩曲(バラード)』                   赤尾 恵以
月に乾杯地球傾きつつ廻る
句集『右目』                           小豆澤裕子
隙間より雛の右目の見えてをり
句集『続続知見』                        伊丹三樹彦
まだ生きている身に 梅や桜や 桃
句集『博物の朝』                        伊丹 公子
石は石 樹は樹の影もち しんと秋
句集・エッセイ『わが里山帖』                 豊田 都峰
 
句集『予感』                           濱井 遊季
ゆっくりとひらくてのひらさくら貝
句集『銀川』                           藤川 游子
水送り水取りまでをうねる闇
句集『洛南』                           妹尾  健
風の息樹の息渡る春の川
句集『英訳 磯野香澄俳句の世界』              磯野 香澄
掌の中の螢が光り子の笑顔
10 鑑賞文集『彩の四季』                      阪本  彩
ハンカチに包む旅愁と海の石
11 句集『いつまでも』                        櫻井 ゆか
花のあと抽斗深くなりにけり
12 句集『天望』                           豊長みのる
雲の峰おもてを上げて歩むべし

(懇親会場における句集祭出展者の皆さん)

2.忘年・懇親会(17時15分〜19時15分、2階 葵の間) 

 句集祭のあとは、忘年・懇親会の宴である。豊田会長の開宴挨拶、和田悟朗顧問による乾杯の音頭で、宴は始まった。
 伊丹三樹彦顧問の挨拶を筆頭に、司会者より指名された個人、結社単位の挨拶を交えながら、料理や飲みものを楽しみ、賑やかで和気藹々とした懇談の輪が随所で花開いた。
 宴もたけなわの頃、吉本伊智朗副会長の閉会の辞により宴は終了となった。皆さん名残を惜しみながら、それぞれに帰途についた。
 これを以て、2010年度の関西現代俳句協会の行事は全て滞りなく成功裡に終了した。
 皆様、どうぞ良いお年をお迎え下さい。

◎ 平成22年度忘年会&第35回句集祭のアルバム ◎ 

(句集祭に先立って開催された理事会の模様)

(句集祭の出展者、伊丹公子氏)

  

(句集祭の会場風景)

  

(句集祭、著作と代表の一句の展示)

(懇親会の風景 その1)

(懇親会の風景 その2)

(懇親会の風景 その3)

(懇親会の風景 その4)

(懇親会の風景 その5)