関西現代俳句協会

会員の著作(2022年事務局受贈分)

  句集

『動物圖鑑』

久保純夫

儒艮の会 2022年5月5発行



 第一四句集は『動物圖鑑」です。前句集『植物圖鑑』に載せる俳句を選び、推敵も終わったときから、動物に関する俳句を作りはじめました。二〇二一年八月半ばから始め、一〇月の初旬にはだいたい終わっていました。そこから思いついて「人」も作ることにしたのです。一〇月中にはおおまかに書き終えていたのですが、ゆっくりと推敵に時間をかけました。その問、小池真理子著『月夜の森の梟』に触発されて、オマージュ、あるいは魂鎮めとして一五〇句をものすることにもなりました。僕には、コロナ禍の中、記念すべき二〇二一年になりました。新型コロナウイルスは二〇二〇年九月イギリスで検出されたアルファ株に始まり、以来あまたの変異株にギリシャ語のアルファベットが当てられています。二〇二二年二月現在ではオミクロンと名付けられた株が未曾有の感染速度で世の中を席捲しています。二月末日現在、日本国内の累計感染者数は五百万人を超え、新規感染者は僅かに減少傾向にありますが、一日六万人を超過する状況です。一刻も早い終息を願わずにはいられません。

久保純夫・・・・・「あとがき」より


○発行所

 儒艮の会

 (定価 1,000円(税込))

◆句集『動物圖鑑』: 久保純夫(くぼ・すみお)◆

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