関西現代俳句協会

会員の著作(2019年事務局受贈分)

  影印・解釈

私の中の芭蕉 心で読む「おくのほそ道」』

影印・全訳注 瀬川照子

大盛堂書房 2019年3月10日発行



芭蕉に会おう!

おおくの方々が本書を手にして、めいめいが
「自分の芭蕉に会えた」と思って下さればなにより、
そう願っております。

宇多喜代子・・・・・「序」より

時を超えて芭蕉と語る

江戸時代の木版刷「おくのほそ道」原本の風合いを楽しみながら、
新しい平明斬新な現代解釈で迫る、原本・語訳が同時に楽しめる初めての本

栞文より

 

「月日は百代の過客にして行きかふ年も又旅人也」。『おくのほそ道』の冒頭は壮大なスケールで始まります。詩人芭蕉が、生涯の総まとめとして書き下ろした『おくのほそ道』は、時代を越えて愛読され、それに伴い優れた解説書も多く出版されています。
 本書は、芭蕉に関心はあるが、古典の解説に少しばかり壁を感じておられる方々の声を柱に、少しでも芭蕉の魅力を感じとっていただきたいとの思いで、構成いたしました。
 恩師岡田柿衞先生のご縁で、日本三大俳諧コレクションと称される「柿衞文庫」の学芸員として三十二年間の在職の中で、「おくのほそ道」の俳跡を細かく訪ねたこと、また、櫻井武次郎・尾形仂・堀信夫諸先生より多大な学恩を蒙り、日々、芭蕉の自筆に触れ、入館者の皆様の声を聞くことによって、「私の中の芭蕉」が少しばかり形となって見え始めてまいりました。  

瀬川照子・・・・・「まえがき」より


○発行所

 株式会社 大盛堂書房

 〒657-0805
 兵庫県神戸市灘区青谷町4-4-13
 電話 078-861-3436

 (定価 1,500円+税)

◆『私の中の芭蕉 心で読む「おくのほそ道」』:
瀬川照子(せがわ・てるこ)◆

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