会員の著作(2019年事務局受贈分) 句集 『波の戯れ』 後藤淑子 文學の森 2018年12月31日発行 マイセンの「波の戯れ」巴里祭作風は誇張や故意の演出がなく平明である。しかしながら、それは単なる平明ということではなく、軽妙なタッチの明るさであったり、人を飽きさせない滋味であったりし、歩んで来た生き方に裏打ちされている。 花谷 清・・・・・「序に代えて」より
かつて私の母・片山ハル、兄・片山悌が共に「藍」俳句会でお世話になって居りました関係で、平成元年「藍」に入会し、豊中句会にお仲間入りさせていただきました。花谷和子先生の下、初めの頃は月に六句を作る事に奮闘するのみの日々でしたが、そのうちに吟行という楽しみも知り、刺激を受け合うお仲間も出来、だんだんと月一回の句会が待ち遠しくなりました。 後藤淑子・・・・・「あとがき」より
○帯「自選十句」より 鏡中に集む布花朧の夜 イーゼルに描きかけの森滝が鳴り 六月のフルート奏者人魚めき 宗教画あまた見し夕罌粟揺れて マイセンの「波の戯れ」巴里祭 月桃や世論に眠る森瑤子 ちちろ鳴くいつより失せしトウシューズ 星飛んでネットショップのベスト着く 指立てて測る風向きお水取り 唇にうけし淡雪神宿る
○発行所 文學の森 〒169-0075 (定価 2,476円+税) ◆句集『波の戯れ』:後藤淑子(ごとう・よしこ)◆ |
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