関西現代俳句協会

会員の著作(2017年事務局受贈分)

  俳句とエッセー

『水の容(かたち)

木村和也

創風社出版 2017年1月10日発行



―シリーズ「俳句とエッセー」創刊―

すぐれた俳人、たとえば芭蕉、予規、虚手、久女などは見事な散文の書き手であった。現代の俳人を自称する私たちも その前例にならいたい。この「俳句とエッセー」のシリーズは、俳句グループ「船団の会」の俳人たちの句と散文の交響 を目指す試みである。シリーズ第一作目の『水の容』では、木村和也の愛してやまない水が俳句と散文の豊かな地下水になっている。

坪内稔典・・・・・栞文より

 

 第一句集『新鬼』上梓から七年が経った。次の句集の準備を考えていたところに、このシリーズへの誘いがあって、これまでに俳句にかかわって書いてきた文章と合わせて一冊の本にまとめることにした。

         (中 略)

 題名の「水の容」は、私の水に対するこだわり、というより偏愛に由来する。ここに集めた俳句と散文を貫く主題はないようなものだが、全編が水のイメージでかすかにでもつながっていればうれしい。

木村和也・・・・・「あとがき」より


○発行所

 創風社出版 (定価 1,400円+税)

◆俳句とエッセー『水の容(かたち)』: 木村和也(きむら・かずや)◆

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