関西現代俳句協会

会員の著作(2015年事務局受贈分)

 エッセイ集

不忘一枚連結便㊁ 写俳亭俳話八十年』

青群俳句会 2015年3月5日発行



 『写俳亭俳話八十年」は受けた。一気讃みしたの声もあがっている。 護者を得てこその本作りの実践の成果だと信じる。この第二集で、伊丹公子の死という、予期せぬ事態が生じた。医師も居ない現場で、公子をわが膝の上で死なせた経験は思いもかけなかった。で、急遽、関連事での文を挿入することとなった。人間は生れるのも、死ぬのも、運命に従うばかり。公子は死を予知したかのような句を残し、年賀用の絵葉書に書きこんだ。思えば彼女は生死への問を、俳句でも詩でも書き綴っている。私は巫女なの、神のお告げが分るの、と冗談混りに洩らしていたが、その通りになったのか。

伊丹三樹彦・・・・・「前書き」より


○発行所

 青群俳句会

 〒113-0033
 東京都文京区本郷1-33-21 ニューアート本郷302

 (定価 1,500円+税)

◆『不忘一枚連結便㊁ 写俳亭俳話八十年』:
伊丹三樹彦(いたみ・みきひこ)◆

▲会員の著作一覧へ