会員の著作(2011年事務局受贈分) 句集 「泡うたかた沫」忍 正志 文芸社 2011年2月14日刊 私は、「無感動・非情」な人間なのかもしれないと、自分で思う事があります。しかし、故宮崎重作師の「俳句は人間の叫びであり、人間を詠む事」には大いに共鳴する所があり、私も「人間派俳句」といった作品を作ってきたつもりです。人間を詠むと大きく出ましたが、つまり、自己の生きざまや考え、さらには、好み、趣向など、自分の経験や理解した事に基づいて作句するのが俳句の基本姿勢であると思います。 忍 正志・・・・・「まえがきにかえて」より(事務局) ○句集より十句(事務局) これからだいついつまでも青春だ 生きざまの余白を埋める花筏 星涼し不惑に秘めし恋日記 墓の下の母をあおぐ団扇風 中秋の名月喰らったカッパかな 菊日和自由人が闊歩する 初鴉我一代を嘲笑う 今日もまた凡庸に生き年新た 泣きはせぬが「人の情」に目頭を熱くする 生き方の軌道修正するのか 碇 ○発行所 文芸社 〒160−0022 電話 03−5369−2299 (定価1,000円、税別) ◆ 句集 「泡沫」 (うたかた) : 忍 正志 (しのぶ まさし) ◆ |
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