関西現代俳句協会

会員の著作(2009事務局受贈分)

句集 「 何処辺 」 

馬場 民代

文學の森 2009年 9月11日 刊

 常に、自分の何処かに、俳句の快い温かさ、無碍な豊かさ、そして底知れぬ深さを感じていた。

‥‥‥そして今なお、風に揺蕩う風船の如く、興味ある恣意的、随意な作句である。

    (「あとがき」より)

・・・・・(事務局)

○ 帯自選十句より(事務局)

 胸鰭も尾鰭もあらず冬耕す

 葬ありて玉葱と神ぶらさがり

 鏡磨ぎ夜は梟にもどりけり

 空に通草わたくしという現在地

 にぎりめしぴかぴか野生馬は抽象

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