関西現代俳句協会

■2026年2月 青年部 招待作品

ぴかぴか一年生/中矢温




 ぴかぴか一年生

 中矢 温




はるやむかし小学一年生のかん字


二月じん車の耳をたたみけり


青白きゆびさし入るる貝の口


のどけしやひさしく見ざる力水


中空にうかぶ目玉も六林男かな


出口きた口金玉が右左


ながれゆく千手かん音き水せん


名よんで草のどこかを犬ち(じつ)


水草生ふ上五中七下五かな


休日を虫ばなおして花の雨


◇「ぴかぴか一年生」:中矢温(なかや・のどか
1999年生まれ
「楽園」同人「なるほど」編集発行人

▲関西現代俳句協会青年部過去掲載ページへ

▲関西現代俳句協会青年部トップページへ