関西現代俳句協会

会員構成

主宰 : 赤尾恵以(あかお・えい) 同人100名・会員350名
同人会長 : 山本千之 (関西現代俳句協会・元会長)
事務局長 : 寿賀義治
編集顧問 : 西村逸朗
編集 : 大盛和美

会誌について

創刊1960年10月・A5判・約54頁 月刊

沿革

昭和35年10月、赤尾兜子が神戸で創刊。同人として和田悟朗、小泉八重子、大河双魚、三宅美穂、出井智恵子らが活躍。昭和47年1月より月刊。編集に中谷寛幸、西村逸朗。同人に井口洋平、秦夕美、辻脇系一、山本千之らが参加し、隆盛期を迎える。

昭和56年3月、赤尾兜子が五十六歳で急逝。赤尾恵以を代表とし、継承。編集に小泉八重子。平成7年、赤尾恵以主宰となる。編集は西村逸朗、同人会長・山本千之、事務局長・寿賀義治らによる新体制で、新しい「渦」として出発、今日にいたる。

平成13年10月、創刊四十周年を迎え、記念事業として、「兜子200句抄」(和田悟朗解説)と「渦詞華集」を刊行。また「年度賞」を設け、毎年最優秀作品を顕彰。平成15年8月で通巻400号に達した。

「渦」の信条として、俳句の真情を大切に、各自の個性を尊重している。赤尾兜子の意志を継いで、明日の俳句の発展をめざすとともに、兜子俳句の検証を一貫してつづけている。毎号巻頭に、内外の俳人による兜子俳句の鑑賞を掲載し、その成果として「鑑賞赤尾兜子百句」(立風書房)を刊行。

行事・活動

平成16年の「渦」の活動は以下の通り。1月、門司の和布刈神事吟行旅行。4月に、「渦詞華集」による書展「現代詩書」展を催す。7月は赤尾恵以自解句集「春隣」特集。8・9月号は西村逸朗句集「人間」特集。表紙絵は中村実。巻頭に、村上翔雲の書、西村逸朗の解説による「兜子句々燦々」を連載。ほかに「わが師・わが俳句」「はいく・あい」の連載など。

主宰の直接指導として「俳句教室」「JTBカルチャーサロン」があり、ほかに発行所句会、東京、京都などに出向き指導している。各句会は、全国30地区に及ぶ。吟行は本部、支部それぞれで実施する。ほかに支部有志による「競詠吟行」があり、誌上で作品を競う。鍛錬句会も活発である。

作品賞として、「年度賞」のほかに、「渦賞」「新人賞」があり、大会席上で表彰される。いま俳人の高齢化を踏まえて、若手俳人の養成に努め、成果をあげつつある。

玄濤集作家(幹部同人)の句

何ごともなき桃の夜の子守歌 赤尾恵以
からっぽの蒼穹の四隅へ弓始 岡本卿子
法師蝉塩を高野に運び込む 山本千之
重ねきし日々の重さの漬菜石 岡本喜子
二人ゐてだんだん孤独夜の新樹 斉藤芳子
桃の花いつしか墨に変わりけり 大路彦堂
ノラ今日は木に登りをり秋の空 茨木晶子
手花火のあとさめざめと老いゆけり 岡節子
遠国は襤褸のごとく冬霞 西村逸朗
鎮魂のやまふところにすぐき剥く 松浦礼子
二度呼んで母の出で来し春の蝉 寿賀義治
いのちあるものを好むや手膝 小山田真理子
佐渡よりの桜見今こわれたり 平川 苞
昼寝して時速零なる大旅行 水島 稔
三伏の水一滴の音を聞く 大盛和美
高階や星見て育つ守宮の子 和邇典子

「渦」会員会費 半年6,000円、1年12,000円(入会金1000円)
毎号6句出句、発行所句会(神戸)、支部句会へ参加。
発行所 〒658-0065 兵庫県神戸市東灘区御影山手1-13-4
TEL / FAX 078-811-0760