関西現代俳句協会

会の構成

代表 :室生幸太郎
発行所 :暁俳句会 桑田和子方

俳誌について

創刊2007年1月創刊・A5判・約70頁  隔月刊

創刊のごあいさつ(創刊号より)

 「青玄」の終刊から、すでに1年が経過しました。

その間、過去を振り返り、反省し、考える時間が与えられました。

私どものもとにも、旧「青玄」内外の方々から、多くのご意見、ご要望が寄せられましたが、それらを拝聴しながら、これからの進むべき道を探ってまいりました。

 「暁」は「青玄」の後継誌でありますが、終刊当時の「青玄」を、そのままのかたちで継承するものではありません。

 俳句の世界は一つであるという広い視野に立って、旧来の結社の枠を取り払い、真に俳句の勉強の場として、出発したいと考えています。

 当面、「定型を守る」「季を超える(無季俳句もまた俳句である)」という「青玄」の創刊当初からの約束のほかは、何らの制約ももうけません。同人、会員の一人一人が、自由な精神にもとづき、個性を尊重し、切磋琢磨して、向上に努めたいと思います。

 こうした方向が、おのずと草城、三樹彦の師系につながるものと考えるからです。

 ご覧のとおりの小雑誌ではありますが、現代俳句の未来に向かって、1歩1歩着実な歩みを続けて行きたいと思います。

 皆様のあたたかいご支援、ご鞭撻をお願いいたします。

 平成19年1月

「暁」俳句会代表   室 生 幸太郎

創刊号作品より

 グラスに浮く輪切のレモン金環食     室生幸太郎

 健忘を楽しんでおり籐椅子に       守田椰子夫

 夏料理兵歴談の向こうに海        松本 昌平

 白湯のみて晩年軽し鳥ぐもり       政野すず子

 えごの花白し光秀忌の日暮       森  武司

 白梅の白から離れちぎれ雲       中田 敏樹

 喪失の青い年月蓮の実飛ぶ      岡崎 淳子

 竹林ぬけ心平らに白しょうぶ       原  尚子

 小判見てからの寺町冬桜         橋本 昭一

 ぶらさがることもひと世の烏瓜       松本 修一

 水撒いて地を呼びさます敗戦忌     平井 幸子

 人の世に涯のあること波の花      小池万里子

 広辞苑に蟻が一匹溺れてる       冨田 潤

 小数点以下の数列いわし雲      富沢 秀雄

 それぞれの指定席ある日向ぼこ    梅岡ちとせ

 ソクラテスみたいな顔して鷺一羽    本郷 和子

 秋水に角のとれたる石一つ       保尾 胖子

 母の膝知らずに老いて母の日よ     佐々木榮子

 水色の非常階段鳥渡る           上森 敦代

 葛切りの喉に機関車降りてくる      前田 勉

 文脈をトパーズ色に染めて秋       児玉 恭子

 待っていた上昇気流鶴帰る       桑田 和子

発行所連絡先

 〒5610861

  豊中市東泉丘1−5−3−303

  暁発行所 桑田和子方

  tel06−6849−2574