関西現代俳句協会

第四回「五・七・五の世界」

  主 催 関西現代俳句協会

  日 時 平成二十三年九月十二日(月)

  会 場 中央電気倶楽部(大阪市北区)

(豊田都峰関西現代俳句協会会長)

 (宇多喜代子現代俳句協会会長)

  昨年十一月十五日(月)の第一回から四回にわたって開催された「五・七・五の世界」講座は、これを以て無事、成功裡に終了した。

(第一回の模様はこちらから。)

 四回分のチケットは全て直ぐに完売、毎回定員オーバーという盛況振りであった。これ以上ない素晴らしい講師の先生方を迎え、聴衆の皆さんは緊張と興奮の中、メモなど取りながら実に熱心な眼差しで聞き入っておられたことが、会場写真からも窺える。

 次は「五・七・五の世界」全四回の総括である。

 「五・七・五」の世界 

今すぐ役立つ 作句のポイント  

 関西現代俳句協会では「五・七・五の世界」と題し、年四回の俳句講座を開講した。

 講師として宇多喜代子現代俳句協会会長・豊田都峰関西現代俳句協会会長をお迎えした。 

 (参加者:関西二府四県に亘り、各回百余名)。 

 豊田会長は@五音七音の音歩論的分析にはじまりA万葉集B古事記C片歌・和歌D短連歌・長連歌・俳諧等さらに「芭蕉の世界」「座の文学」「正岡子規・俳句革新関係」「河東碧梧桐・新傾向俳句関係」「高浜虚子の俳壇復帰」等々、俳句を学ぶ者にとって必要な知識を順を追って講義していただいた。 

 宇多会長は、「現代俳句協会の創立」にはじまり、西東三鬼の残された資料を基に、三鬼の言う「作句のポイント」「近代歳時記再考」「八月晦の赤い禾(赤米の稲穂持参)」「季語百話」「多様な俳句(無季俳句・多行表記・分かち書き俳句・横書き俳句)」等、また<関西>と近代俳句・現代俳句に於いては★明治期★大正期★昭和前期★昭和後期まで貴重な資料に基づき俳句の基礎から応用まで多岐に亘る講義をしていただいた。 

 毎回、午後一時から五時まで四時間に亘る熱気溢れる講座は成功裡に終了した。 

 学ぶ機会をいただいた両先生に感謝申し上げます。 

 詳細は関西現代俳句協会会報に掲載しています。 

(桑田和子 記) 

(第四回の会場風景 その1)

(第四回の会場風景 その2)