2017年8月のエッセイ大いなる未完の人藤川游子 今、世界的に活躍している音楽家、佐渡裕さんのことが、ずっと気になっていた。 2008年、「題名のない音楽会」の5代目の司会者として、オリジナル企画を見られたり楽しませて頂いてきたが2015年頃だったろうか、ベルリンフィルハーモニー管弦楽団から客員指揮者として招かれたのを機に退められることになった。 たまたま、その放送を見届ける機会に恵まれ、ベルリンフィルの練習会場で佐渡さんと共に個々の練習風景が映し出されていた。 今、到着しましたのは僕がこれから滞在するマンションの階段です。いつも長期間の滞在の折にはマンションを借りることにしています。 ハッハハハ!!と笑った時、「佐渡裕やあ」と確認した。遠い国ベルリンフィルのメンバーと交わる時間を重視する彼の心の幅、伸縮自在感を捉えることが出来た。しかもどこへ行っても関西弁の佐渡さんは素晴らしい。 私が今、ケンケンをして行けるところは一体どこになるかと見渡してみた。 桜咲くケンケンをして辿るかな 異国で語る佐渡さんの関西弁には叶わない。 私が中学1年生になった時、1年上級の担任だった数学の先生が佐渡先生だった。そして音楽の先生に声楽家の斉藤つた子先生を思い出された。 (以上) ◆「大いなる未完の人」:藤川游子(ふじかわ・ゆうこ)◆ |
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